事故・風・地震防災の飛散防止フィルム施工販売会社:三学不動産 法人事業部  著作権:三学不動産

「窓際のジリジリする暑さ」、「 室内のむわっとする暑さ・じとっりする暑さ」⇒ 私たちは、暑さの感じ方を分けたうえで、お客様と考えています。

 夏の窓の遮熱において「この製品を施工した後は、エアコンの冷房設定温度を3℃上げられるから電力消費量を30%削減できる」とする広告があります。但し、その数値は事実では無いように思います(当該広告に表示されている商品は、透明遮熱タイプで遮蔽係数:0.65~0.7)。

窓の遮熱

 夏の窓の遮熱対策製品において、このような画像や動画をご覧になられた方も多いと思いますが、この方法は窓際のジリジリする暑さを疑似体験するものです。

 太陽光が差し込む時間帯、窓際の数センチメートルの温度と、そこから離れて配置される家具・什器によって実際に人が居る場所での室内温度には差がありますが、遮熱対策製品の広告で使われる温度変化のビフォー・アフターは窓際から数センチメートルの箇所で温度測定がなされ、それを広告に使われています。

参考:指摘の広告で多く使われるH4年基準 ※ キーワード:「冷房稼働時」

断熱材 

 お客様の一部には、窓の遮熱対策製品での「熱の吸収」という用語によって熱がゼロになって消えるイメージを持たれる方がおられると思いますが、ここでの「熱の吸収」は、太陽光による日射熱を吸収して温度が上がった物質(例示:窓ガラス、断熱材、コンクリート等)は、その物質から再び放熱されます。

 上記、夏の冷房稼働時に熱が建物の中に入る割合の図のキーワードは夏の「冷房稼働時」にあると記載しましたが、その根拠は「熱は高い方から低い方へと移動する性質がある」と学びます。

 太陽光の日射熱を吸収をして温度が上昇したガラスの熱の行き場はゼロになって消える事はなく、これとガラスを透過した熱が一緒にエアコン冷房機を稼働する室内に対しても再放熱されて、窓際付近に近づいた人に対しても暑さによる不快感も伝わります。

 これを書いている私たちの会社事務所の室内は、7月下旬~8月上旬の気温33度前後では、太陽光が直接差し込む(ベランダ無し)南側の遮熱対策無しの窓際の温度はカーテン無しで平均約45℃前後、窓際から3mほど離れて太陽光が直接届かない箇所の室内温度はエアコンの冷房稼働無しの状態で室温測定平均は28~29℃前後です。このページをご覧いただいているお客様は、どのような環境にありますか?

 先に記載した、私たちが疑問に思う「この製品を施工した後は、エアコンの冷房設定温度を3℃上げられるから電力消費量を30%削減できる」とする広告を目して受け取るイメージは、例えばその製品を窓に施工する事によってエアコンの冷房を使用せずに室内の温度をビフォー:30℃ ⇒ アフター:27℃へと3℃下げられるという解釈をしておりますが、これを鵜呑みにはしていないです。

 建物に設置されている窓は、メーカー・ショールーム内の展示物や試験場の実験設備とは異なり、建築物に組み込まれて外気に直接触れる環境にあるため、建物の室温上昇は夏のエアコン冷房稼働時における熱の流入割合(上図)以外にも、太陽光の日射時間の経過と共に日射熱を吸収した建物の内部で熱が溜まる(熱を吸収する)断熱材やコンクリート等の影響を受けます。

透明遮熱フィルム:サンゲツGF102 ミラー断熱フィルム:サンゲツGF108

(画像:左・透明遮熱フィルム、遮蔽係数0.65、 右・ミラー遮熱(日射反射及び日射吸収)タイプ、遮蔽係数0.3前後)

 夏の窓の遮熱対策を検討する場合、施工する窓が1枚ガラスか又は複層(ペア)ガラスかという要素の違いによっても、遮熱効果は全く異なります。

 画像:右上に掲載した画像のミラー遮熱(日射吸収及び日射反射)タイプ、 ” 遮蔽係数0.3前後 ” という遮熱効果が大きい飛散防止フィルムがあります。但し、 ” 遮蔽係数0.3前後 ” という遮熱効果が高い飛散防止フィルムであっても、窓が1枚ガラスの場合は太陽光の日射を吸収して温度が上昇したガラスの熱の行き場は、ガラスは1枚しかないので屋外への放熱だけでなく室内に対しても再放熱されます

 窓の遮熱対策製品は、窓際のジリジリする暑さを減少させる効果はありますが、室内のむわっとする暑さ・じっとりする暑さに対して「冷房を使用せずとも室温を3℃下げられる、だからエアコン冷房機を使用した場合は温度設定を3℃上げられる」と受け取れる宣伝広告のセールスコピーは、そのまま受け止めない方がいいですよと、お客様にはお伝えしております。

 なお、夏の暑さの不快な原因の1つである「湿度」について、PET製の遮熱フィルムや有機溶剤による遮熱コーディング剤に除湿能力はありませんが、これは遮熱レースカーテンやブラインドには除湿機能が無いのと同じです。

太陽光
環境省、気象庁、医療・薬事:太陽光の波長基準

 太陽光による日射熱の割合は、目には見えない太陽光である「赤外線」に50%弱前後、目には見えない太陽光である「紫外線」に3%前後、目に見える太陽光である「可視光線(可視光)」に50%弱前後と、一般的にいわれています。

 夏の窓の遮熱(日射遮蔽)方法には、➀「近赤外線を低減」する方法、➁「可視光線(目に見える太陽光)が窓ガラスを透過する割合を小さくして日射熱取得率を低減」する方法、③前記「 ➀ + ➁ 」これらをミックスした方法があります。勘違いされる方が多いのは、紫外線低減(UVカット)機能だけでは夏の暑さを遮熱する方法からは外れます。その理由は、紫外線に含まれる日射熱のエネルギーは3~5%前後と言われており数値が小さいためです。

■ エアコン冷房省エネ効果は「遮蔽係数(しゃへいけいすう)」及び窓面積の割合を目安に、この数値が小さいほど遮蔽効果が高いと一般的に判断されます。

 例えば、透明遮熱タイプのガラス飛散防止フィルム:富士フィルムMF-400「遮蔽係数0.69」+諸条件において、エアコンの冷房稼働による電力削減量シミュレーション6.8%削減とメーカー公表されています。「遮蔽係数」の数値は製品の製造メーカーが公表する光学特性数値で確認します。 ※下画像:左側 富士フィルムMF-400

富士フィルムMF400:透明遮熱フィルム

出典:富士フィルムMF-400 https://fujifilm.jp/business/oa_media/windowfilm/mf-400/feature.html

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